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プレーヤーズ・ストーリー ~2016年注目の女子プレーヤーたちの軌跡~

連載コラム

このコラムでは、2016年注目の女子プレーヤーや東レPPOテニス2016に出場を予定しているプレーヤーを毎週ひとりずつ紹介していきます。

アナ・イバノビッチ

アナ・イバノビッチ

Ana Ivanovic

東レPPOテニス2016への出場が決まっているトップ選手や、いま注目の女子選手をピックアップし、クローズアップする連載コラム。第4回は、2014年大会覇者のアナ・イバノビッチ選手です。若くして頂点に上り詰めたからこその苦悩やプレッシャー、そして復活――。彼女の心の変化に迫ります。

アナ・イバノビッチ
アナ・イバノビッチ

20歳での戴冠

2008年、全仏オープンで優勝。
前年、自身初めてグランドスラム決勝に勝ち上がったアナ・イバノビッチだったが、女王ジュステーヌ・エナン(ベルギー)に完膚なきまでに敗れ準優勝に終わっていた。
その1年後、「負けたあとの悔しさはこのコートに残してきたわ」と語ったイバノビッチは、心身ともに成長したプレーを見せて栄冠を手にした。
このとき、イバノビッチは20歳。
全仏オープン優勝と同時にランキングナンバーワンにもなった。
一気に頂点まで上り詰め、女子テニス界の新たなスターとして期待を集めた。

イバノビッチが生まれたのは、セルビアの首都・ベオグラード。5歳のときに、当時女子テニス界を席巻したセルビア(当時のユーゴ)出身のモニカ・セレスがプレーする姿にあこがれてテニスを始め、すぐに夢中になったという。
当時セルビアは、セルビア人とアルバニア人による民族紛争が深刻な状態で、政情不安が続いていた。1998年のNATOによるユーゴ空爆があったのは、彼女が11歳のとき。イバノビッチが住むベオグラードでも毎日のように空爆が行われ、そうした危険な状況下でも、彼女のテニスに対する情熱は少しも失われることなく、空爆の合間を縫ってコートでボールを打ったのだという。

激動の少女期を経て、弱冠20歳にして頂点へ上り詰めたイバノビッチだが、そのまま順風満帆でトップを維持することはできなかった。翌2009年にはトップ20からも滑り落ち、不振に苦しんだ時期もあった。
「家族とも会えないし、ツアーがたいへんだと感じたときもあったわ」
のちに、彼女がそう語ったように、ツアーで戦い続ける孤独や苦悩もあったようだ。もちろん、周囲の期待に応えなければいけない、トップを維持し続けなければいけないというプレッシャーも、まだ若かった彼女を苦しめただろう。

アナ・イバノビッチ

復活のカギは「ハッピーでいること」

低迷の時期を乗り越えて、イバノビッチが再び本来の輝きを見せてくれたのが、2014年だ。
東レPPOテニスで来日したイバノビッチは、2回戦で元女王対決となったビクトリア・アザレンカ戦に圧勝すると、決勝でも元ナンバーワンのキャロライン・ウォズニアッキを破って優勝。鉄壁のディフェンス力を誇るウォズニアッキに対し、ラリーが続いても軽快なフットワークを使って自慢のハードヒットを何度でも繰り出した。
「今はすごく楽しい。一つひとつの試合に勝てることが楽しいし、楽しみながら自信を得られる。そして自信がつけば、また次も勝てる」 この年、2008年のシーズン3勝を上回るシーズン4勝目を手にしたイバノビッチは、弾けるような笑顔でキャリアの充実ぶりについてそう語った。

アナ・イバノビッチ

「以前は周囲の期待に応えようとして、それがプレッシャーになっていたけれど、ちょっと考え方を変えて、まずどうやったら自分がハッピーになれるだろう、自分で自分に何を期待しているんだろうと考えるようになったわ。それって、自分にしかわからないことでしょう?そして自分がハッピーになったら、周りの人もハッピーにすることができるんじゃないかなって思う」
2014年の来日時、自身の変化について、イバノビッチはそう語っている。

そして、2016年――。イバノビッチには、さらなるハッピーな出来事があった。
ウインブルドン終了後の7月、かねてから交際が伝えられていたドイツ代表のサッカー選手、バスティアン・シュバインタイガーと結婚、挙式を行ったと報じられている。
このプライベートでのビッグイベントが控えていたためか、今年はまだタイトルを手にしていないイバノビッチだが、生涯の伴侶を得た彼女が、精神的な支えを得て、どのようなプレーを見せてくれるのか期待は高まる。
その笑顔が今から待ち遠しい。

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