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プレーヤーズ・ストーリー ~2016年注目の女子プレーヤーたちの軌跡~

連載コラム

このコラムでは、2016年注目の女子プレーヤーや東レPPOテニス2016に出場を予定しているプレーヤーを毎週ひとりずつ紹介していきます。

大坂なおみ

大坂なおみ

Naomi Osaka

東レPPOテニス2016への出場が決まっているトップ選手や、いま注目の女子選手をピックアップし、クローズアップする連載コラム。第2回は、躍進著しい大坂なおみ選手です。膝の故障でウインブルドンを欠場した大坂選手ですが、今年前半戦の活躍は日本のテニスファンを大いに楽しませてくれました。シーズン後半戦のハードコートシーズンの活躍がますます期待されますね。

大坂なおみ
大坂なおみ

有明をどよめかせた衝撃のパワー

東レPPOテニス2015年大会は、ワイルドカード(主催者推薦)で初出場。1回戦で敗退したものの、有明のテニスファンに鮮烈な印象を残したのが大坂なおみだ。
褐色の肌に180cmの長身。190km/hを超えるスピードサーブは、有明コロシアムのテニスファンをどよめかせた。強烈なショットを打ち込むたびに、ウェーブのかかったポニーテールが大きく揺れる。そのプレーは女子テニス界の女王、セリーナ・ウィリアムズのプレーを思い起させる。

大坂なおみ

大阪生まれ、アメリカ育ちの18歳。父はハイチ出身のアメリカ人、母は日本人というハーフで、テニスはその父親の手ほどきで始めたという。
4歳で日本を離れたため、日本語はあまり話せないが、大坂いわく「勉強中」。試合後の記者会見では主に英語で受け答えするが、時に思いついた日本語を、通訳を介さずに自信なさそうに伝えようとするさまは、堂々としたコートでのプレーと対照的で微笑ましくもある。大坂が初めて世界の舞台で注目を集めたのは2年前、16歳の夏。アメリカのツアー大会で、当時世界19位のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を破る大金星を挙げたのだ。
ただし、それで一足飛びに世界の舞台に躍り出たわけではない。WTAツアーの年齢制限により17歳までは出場大会数に制限があり、経験を積んで、ランキングを上げるために必要な十分な数の大会に出ることはできなかったからだ。フルでツアーを回れるようになったのは、
今シーズンになってから。
「ようやく18歳になって、出たい数だけ試合に出られるのがうれしい」
昨秋、10月の誕生日を前に大坂はそう口にすると笑顔を見せた。

そして、2016年シーズン。いよいよ本格的なブレークのときを迎えている。
1月の全豪オープンでは予選を勝ち上がり、第18シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を破り3回戦進出。2月には自身初となるツアー大会でのベスト8入りを果たすと、全仏オープンでも全豪に続いて3回戦へ。ハードコートに比べて武器であるパワーが生かしにくいクレーコートでも、しっかりと実力を証明した。

大坂なおみ

躍進の先に見える未来

昨シーズンには「注目の十代選手」という枠を出なかった大坂だが、今シーズンは試合ごとに確実に成績を残し、プレー面での成長を感じさせている。
昨年の秋、「JAPAN WOMEN’S OPEN」「東レPPOテニス」と日本で2大会に出場したときには、まだ粗削りで、ハードヒットをしようとするがゆえのエースとミスが背中合わせの危うさを見せていたが、試合経験を積むことでつなぐべき場面で安定したプレーもできるようになった。トップレベルでの経験を重ねることで、試合勘や集中力の維持の仕方を学んでいるという部分も大きいだろう。

加速度を増して躍進を続ける18歳。
生まれ持ったパワーに加え、我慢強さや安定感、そしてハイレベルの試合を勝ち切る集中力の持続を身につけたとき、果たして彼女はどのような高みへたどり着くのだろうか。
「ナンバーワンよ」
これは、昨年、ランキングで格上ばかりの選手との試合が続いた彼女に、「どれくらいのランキングの選手となら対等に戦えると実感しているか」と聞いたときの答えだ。
もちろん、このときの質問は彼女自身の現状の力をどう評価しているか聞こうと投げかけた質問であり、彼女の目指す高みを聞いたわけではなかったが、もしそう聞いたのだとしても、同じ答えが返ってきたかもしれない。
彼女ならそんな未来もかなえてくれるんじゃないか――大坂のプレーはそんなワクワク感を抱かせる。

昨年、東レPPOテニス最終日のコートに大坂の姿があった。1998年ウインブルドン優勝のヤナ・ノボトナと1996年東レPPOテニス優勝者であり、1997年全仏オープン優勝のイバ・マヨーリという歴代女王に輝いたレジェンドプレーヤーを主役としたエキシビションマッチのダブルスで、ジュニアプレーヤーの一人として登場したのだが、近い将来、エキシビションではなく、決勝を争う一人として最終日のコートに立っているかもしれない。
きっと、そんな未来も、大坂なら現実のものとしてくれる――。

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